America


私たちは旅をする
僕たちは旅をする

 アメリカを見つけるために


 タッタッタッタッタッタッタッタ……
 町の中を一匹の黒猫が歩いていた。
 彼(と思われる)は通りをまっすぐと歩き、町の中央の広場へと向かっていった。
 通りに辿り着いてから、黒猫は辺りを見回した。そして、とある場所へ目を向けた。
 彼の視点の先には、1人の少女がいた。その少女も辺りを見回していた。
 黒猫はまっすぐと少女のほうへ向かった。そして………


「カムパネルラーー!」
 僕ことジョバンニ(黒猫)は目の先にいるカムパネルラ(少女)に声をかけた。
 僕の声を聞いてカムパネルラが僕の方を見て、大きく手を振った。
 さらに声を出して呼ばなかったから良かったけど、あまり大きく手を振らないでほしいな。
一応周りの目を気にしてよ。僕は人の言葉をしゃべるんだから。
 でも、カムパネルラの事だから言っても聞かないと思うけど……。
 僕はそんな事を考えながら、カムパネルラの方へと走っていった。
 カムパネルラのところまで来てから、僕は彼女の隣に座った。
「あー、疲れた。町の動物探すだけでもうヘトヘト」
 僕はすぐにそこでのびちゃった。本当に疲れた。
「お疲れ、ジョバンニ」
 カムパネルラは僕の頭を撫でながら、そう言ってくれた。それから、こう続けた。
「で、何か良い情報見つかった?」
「特になかった。知っていても名前くらいだった。そっちは?」
「こっちも駄目だった。意外と知っていると思うんだけどな〜」
 カムパネルラはそう言うと、体を思い切り伸ばした。
「でもさ……」
「うん」
「見つからなかったら、見つけるまで探す、でしょ?」
 カムパネルラが言おうとした事を僕は先に言った。それから、彼女の顔を見ると、驚きの顔があった。
「どうして分かったの!? もしや……エスパー!?」
「そうなんだ。僕は読心術が……ってそんなわけないじゃん」
 少しカムパネルラのボケに乗ってから、ツッコミを入れる。
「カムパネルラが何度も言っていたからね。イヤでも分かるよ」
「そっか」
 カムパネルラは微笑んだ。それから、鞄を肩にかけてからポンチョを着て立ち上がった。
「それじゃ、次の町に行こっか」
「うん」
 僕とカムパネルラは街の外へと歩いていった。

理想郷と謳われる“アメリカ”を見つけるために

To be continued...


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サークルで描いた漫画“America”SSバージョンです。
とりあえず、第1話。ちょっと中途半端な気が(汗)
なるべく早くに更新します。
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